プログラミング中級(C/C++) 2024年度 01,03,06,08クラス授業情報:
副題 | ポインタの理解からライブラリ作成まで |
配当年次 | 1年以上 オープン科目 |
単位数 | 2 |
授業内容:
この中級クラスはC言語の応用編です。 プログラムの作成時に必要となるテクニックなどを中心に解説します。初心者を対象としたC言語の文法については 初級クラスで解説しています。
C言語の中級程度について解説及び実習してもらう授業です。
一般のC言語入門テキストなどでは扱わない、実践的なプログラム作成方法を中心に取り上げる予定です。
C言語のより深い知識を身に付けてもらえればと思っています。
対象は、授業「プログラミング初級(C/C++)」受講修了またはC言語の基礎修得済みの学生です。
ポインタを使った簡単なプログラム作成ができる程度だと問題ありません。
授業は、100分の前半講義、後半実習と言う形で進めます。
講義を聞くだけでなく、実際に自分で作業することで、より理解を深めてもらいたいと思います。
基本的に個人でプログラム作成ができるようなってもらいたいと思っています。
この授業では次の5点が分かっているものとしています。
受講レベルに達しているのかどうかを確認するチェックに使ってください。
1.ポインタとはアドレスを格納する変数のことである。
2.配列変数の添え字は[0]から始まる。
3.繰り返し文はfor文、while文、do〜while文の3種類がある。
4.条件分岐はif文またはswitch文を使う。
5.演算子には優先順位と結合性という性質がある。
以上
初級の授業との接続性を考えこの中級でもgccコンパイラを使用します。自宅のwindowsマシンでも(フリーで)gcc環境を構築すれば、実習可能です。
ただ、Visual Studioによるソースプログラム作成、ビルド、実行方法について、リクエストがあれば解説します。
また、持ち込みノートPCでのcygwin、Linux(Ubuntuなど)およびxcode(MacPC)のgccによる実習にも対応します。
具体的な授業の到達目標は、
(1) アルゴリズムとフローチャート、データ構造に関して理解できます。
(2) 関数・ポインタ・構造体について、実習を通じて理解できます。
(3) ライブラリを用いたプログラムの作成に取り組めます。
(4) 規模の大きいプログラムの作成に取り組めます。
(5) 複数人でのプログラムの開発に取り組み、協力してプログラム開発を行えます。
(6) Visual Studio(またはgcc)を使用して、自分でプログラミングが出来るようになります。
毎回、課題が1,2題ほど課せられます。操作方法など分からないことは、気軽にTAや教員に質問してください。
学年を問わず 一生懸命やりたいという学生大歓迎です。
授業で取り上げるプログラムリスト:
こちらをクリックしてください。課題提出方法:
課題は | myWasedaの「Waseda Moodle」 の機能を利用して提出します |
成績評価方法:
毎時間の課題(60%)、オプション課題(20%)、
テスト(20%)により評価されます。
参考書:
(1) プログラミング言語C 第2版 Brian W.カーニハン他 共立出版
(3) 「新版 明解C言語 入門編 第2版」 柴田望洋 ソフトバンククリエイティブ
(4) 「新版 明解C言語 中級編」 柴田望洋 ソフトバンククリエイティブ
注) 講義日程などに関してはいつでも変更されることがあります。
また、本web上に書かれていることと授業の実際が乖離した場合は授業の実際が優先されます。